サービス資料
Kiyone
推測しない電話AI。迷ったら、人へ。

代表電話の一次受けから始める、店舗向け音声業務AI基盤

Kiyone は、いまお使いの電話・PBX の上で動く代表電話の一次受けエージェントです。
用件を聞き取り、確かなことだけを案内し、判断できない用件は要約を添えて担当者へつなぎます。
音声も判断ログも、貴社のクラウドの中で完結します。

スカンク株式会社
Kiyone の3つの原則

電話を止めない。推測しない。
データを外に出さない。

電話を止めない
100%
AI障害時は無条件で人へ
フォールバック
データ主権
BYOC
音声・判断ログは
貴社クラウド内で完結
全通話を記録
24/365
通話・判断・引き継ぎの
証跡を保存
代表電話の現状

1本の代表電話に、
すべての負担が集中しています

多店舗小売・ホームセンターなどの代表電話には、在庫確認・取り置き・営業時間・加工サービスといった問い合わせが集中します。売場スタッフは手元の作業を中断して受電し、確認のための保留や折返しがお客様の待ち時間と伝達漏れを生みます。

入電の代表的な用件想定頻度要求されるナレッジ
商品在庫の確認(型番・規格)最多売場POS・在庫マスタ
取り置き依頼・取り寄せ可否売場担当・受注ルール
営業時間・店舗案内店舗マニュアル・フロアガイド
加工サービス(木材カット等)サービスカウンター料金表
クレーム・要望少〜中担当者・店長判断
折返し・伝言常時担当者不在時の受け

現状の痛点: スタッフの中断コスト・お客様の待ち時間・伝達漏れ・二度手間が代表電話1本に集中し、繁忙時ほど悪化します。

Kiyone Reception

AIが一次受けし、迷ったら人へ。
お客様に同じ話を二度させません

お客様は用件をそのまま話し、AIが内容を解釈してつなぎ先を判断します。AIが判断に迷う入電は、推測せず人に渡します。

入電代表電話へ着信。AIが応対し、用件を伺いながら全通話を記録
意図の解釈発話の揺れ(「席空いてますか」=予約 等)を正しい用件に変換し、つなぎ先を判断
3つの出口①売場・部門へ転送 ②急ぎでない用件は折返しチケット化 ③迷う用件は要約を添えて担当者へ

ウォームトランスファー(要約つき引き継ぎ)

担当者には「ここまでの通話の要約・確認済みの事項・お客様の状況」を添えて渡します。引き継ぎの設計こそが応対品質の中心という考え方で作られています。

推測しない設計(ハルシネーション対策)

役割を用件特定に絞り、根拠のあることだけを案内します。わからない用件は無理に答えず人へ。「答えるべきでない問い合わせを、正しく人に渡せたか」を品質指標として毎回測定します。

カスタマーハラスメント対応の記録

暴言・脅迫的表現・過度な要求(「責任者を出せ」の繰り返し等)をテキストベースで検知し、通話を証跡として自動記録。担当者・人事に共有できます。2026年10月1日施行のカスハラ対策義務化(改正労働施策総合推進法、2025年6月11日公布)への備えとして、全業態で有効です。

実際の画面

1通話ごとに、AIの判断が
そのまま記録として残ります

Reception デモ画面(会話スレッドと判断ログ)
Reception のデモ画面。左は音声での会話スレッド、右はAIの一次受け判断(用件・アクション・つなぎ先)。スマホ・PCのブラウザで動作します。

AIが1通話ごとに残す判断ログ

項目内容
発話の文字起こしお客様の発話全文「木材のカットお願いしたいんですけど」
用件分類在庫確認/加工相談/工事相談/修理/場所・営業時間/クレーム/その他加工相談
アクションask 追加で伺う/answer その場で回答/transfer 部門へ転送/ticket 折返し化/escalate 人へtransfer
つなぎ先部門・カウンターなどの転送先資材館
カスハラ判定暴言・脅迫・明示要求・繰り返しの検知フラグfalse
応答文お客様へ音声で返した内容「資材館にお繋ぎいたします」

この判断ログが全通話で蓄積され、応対品質の測定・改善と、後述の評価セット構築の材料になります。

動作例

「わかれば即答、迷えば人へ」を
実際の対話で

開発環境でのデモ実測例です。店舗ナレッジに根拠がある質問はその場で回答し、根拠がない質問は推測せず転送、ハラスメント発話は人へエスカレーションします。

お客様の発話AIの判断応答(要約)根拠
木材カットって何ミリまで無料? その場で回答 有料・1カット55円・80mmまで対応 業務マニュアル/料金表
踏むと音が鳴る防犯の砂利ある? その場で回答 該当商品の価格・在庫数・売場を案内 商品マスタ(該当2件)
灯油の配達って土日やってる? 部門へ転送 ナレッジに根拠なし → サービスカウンターへ (該当なし=推測しない)
責任者を今すぐ出せ、ふざけるな 人へエスカレ 担当者へ引き継ぎ+カスハラ検知を記録 ハラスメント判定
スマホ版デモの会話画面
スマホ版デモ: 音声で用件を伝えると、AIが応答を音声で返します。
一次受けの判断パネル
同時に、一次受けの判断(用件・アクション・つなぎ先)が構造化されて記録されます。

数値・商品は検証用の店舗ナレッジによるデモ実測です。導入時は貴社の業務データで同じ動きを構成します。

製品全体像

Reception / Knowledge / Assist。
入電から接客までを同じ基盤の上で

Kiyone は、架電・受電・対話スクリプト・音声ログ保管・音声解析・通知/エスカレーションといった汎用機能群を組み合わせて業務を実現する、音声業務AI基盤です。3つのサービスで構成されます。

01Kiyone Reception ── 代表電話の一次受け・振り分け

02Kiyone Knowledge ── 店舗ナレッジQ&A・根拠つき回答

03Kiyone Assist ── カウンター接客の対話支援

3サービスは独立した製品ラインナップです。単独でも導入可能で、組み合わせると「入電 → 応答 → 接客」までを同じ基盤上で完結できます。

Kiyone Knowledge / 管理基盤

根拠つきで答える。
組織の形のまま管理できる

Knowledge の検索・根拠つき回答画面
Knowledge のデモ画面。質問に対して回答と根拠文書・出典を並べて返します。根拠が見つからない質問は推測せず、担当者への接続を案内します。

運用を支える管理基盤

機能内容
組織階層テナント本部 → 店舗 → 部門 → スタッフの階層で権限を分離。店舗単位の展開・集計に対応
通話・判断ログ全通話の録音・文字起こし・AI判断・引き継ぎ履歴を時系列で閲覧
エスカレーション履歴人へ渡した通話の理由・宛先・結果を記録。カスハラ検知は証跡として保存
ダッシュボード用件分類の内訳・転送成功率・回答率などの品質指標を常時可視化
評価ハーネス文書・ルールを更新するたびに評価セットで自動再評価し、品質の劣化を検知

この管理基盤は、自治体向け音声見守りサービス(次ページ)で商用運用中の資産を土台にしています。

実績

音声AIの商用運用と、
エージェント基盤の自社運用

自治体向け「音声AI見守りコール」を商用運用中

高齢者宅への定期AI架電で会話を録音し、通話音声から心拍・元気度・活量・認知度を解析、担当者へ通知するシステムを提供中(対象: 自治体・地域包括支援センター)。業務分析・初期導入から運用保守までを担っています。

架電結果一覧画面
架電結果の一覧。通話ごとの状態と解析結果を管理
組織管理画面
多階層テナントの組織管理(県→市→施設→担当者)
利用者別の解析ダッシュボード
利用者別の解析結果ダッシュボード

Kiyone の全通話ログ・エスカレーション・組織階層テナントは、この運用資産(県→市→施設→担当者)を「本部→店舗→部門→スタッフ」に読み替えて転用しています。

マルチエージェント基盤 Chro を毎日自社運用(1日100+コミット)

複数のAIエージェントを1画面に束ねるマルチエージェント基盤を自社開発し、自社業務そのものをその上で運用しています。Kiyone の応対設計・評価セット整備もこの基盤で回しており、「AIが提案・人が承認・履歴が残る」運用原則を自社で毎日実践しています。

導入までの流れ

数値で進退を決められる、
品質ゲートつきの段階導入

AIの品質は確率的で、「完成」を仕様書に書き切れません。そこで次のフェーズへ進むか止めるかを判断できる物差しを先に設計し、分解・作成・測定・展開の4ステップで進めます。

1. 業務分解実際の入電を分析し、用件分類と応対ルールを整理
2. 評価セット作成貴社の実際の問い合わせから評価用の質問セット(50〜200問)を作成
3. 測定3つの指標で毎回測定。文書・ルール更新のたびに自動で再評価
4. 段階展開合格基準を超えたら範囲を拡大。未達なら展開を止める
品質指標ゲート基準(目安)意味
振り分け正答率90%以上正しいつなぎ先に転送できた率
根拠つき回答率85%以上文書を根拠に回答できた率
正しく人に渡せた率90%以上答えるべきでない問い合わせをエスカレーションできた率

基準値は初期の業務分解の結果をふまえ、協議のうえ確定します。評価結果はいつでも閲覧できます。特に重要なのは3つ目の指標で、推測処理をせず人に渡せたかが、お客様対応の安全性を担保します。

性能と信頼性

大規模展開を見据えた設計値と、
3つの導入形態

性能・信頼性の設計値

項目設計値(目安)補足
同時通話数100〜150通話1日1万コール規模(ピーク係数3)を想定した設計点。段階的に増強
応答レイテンシ2秒台発話終了から応答開始までの目標値
可用性実証 99% → 本格展開 99.9%フェーズに応じて段階的に引き上げ
縮退動作無条件で人へAI障害時は既存の電話網で人が受ける。電話自体は止まらない

導入形態(電話の入口は3段階)

形態電話の入口向いている場面
① クラウド完結クラウド電話番号を発行し、既存番号から転送デモ・実証・小規模導入。最短で開始
② 既存PBX接続お使いのPBX・SIPトランクの転送先として接続本格導入。番号・回線・PBXはそのまま
③ 敷地内設置貴社設備内に音声処理サーバーを設置音声を社外に出せない要件(オプション)

サポート段階(展開規模に応じたSLA)

フェーズサポート水準
実証(〜1店舗)平日日中対応。障害時は人フォールバックで業務影響を遮断
限定展開(〜10店舗)平日 9〜21時・当日復旧目標
本格展開可用性 99.9%・24時間365日の監視とオンコール

「AIが止まっても電話は止まらない」構成を全導入で標準とするため、障害の重大度そのものを一段下げた運用設計になっています。

費用の考え方

「製品を使う」と「貴社専用に作る」を
分けた3層構成

作り込みを最小にして製品を土台にするため、同等のスクラッチ開発より初期費用を抑えられます。金額は目安で、初期の業務分解の結果をふまえて確定します。

内容金額(目安)
① 製品ライセンス 全通話の記録・一次受け・根拠つき応対のエンジン。継続的な機能改善を含む 月額 30〜50万円
② 貴社専用の接続開発 初期の業務分解、用件分類・用語辞書、既存電話設備との接続、評価セット構築(納品物) 初期 800〜1,000万円
③ 運用・継続改善 品質レポート・辞書と回答の改善・監視。従量課金との組み合わせも可 月額 20〜40万円
データと知的財産の線引き

貴社のデータは、貴社のもの

対象帰属・扱い
通話音声・文字起こし・問い合わせログ貴社に帰属(貴社アカウント内にデータを置く構成にも対応)
貴社固有の開発部分(用件分類・用語辞書・接続・業務ルール)納品物として貴社側へ。特定ベンダーへのロックインを回避
Kiyone 本体(プロンプト・評価手法・共通モジュール)スカンク保有(利用許諾で提供)。製品としての継続改善を還元
匿名化した改善知見研究開発に利用(個人情報・貴社固有の業務情報は含みません)

この線引きは導入初期に書面で合意し、以後の個別合意で恣意的に変更しない前提で運用します。

よくあるご質問

FAQ

Q. 現在利用中の電話・PBXを入れ替える必要はありますか?
いいえ。電話番号・SIP設定・回線契約はそのまま活用します。既存PBXの転送先として Kiyone が受ける構成のため、小さく始めて段階的に広げられます。クラウド番号を発行して転送で始める最短構成もあります。
Q. AIに障害が起きたら電話はどうなりますか?
無条件で人へフォールバックし、電話自体は止まりません。「AIが受けられないときは従来どおり人が受ける」構成を全導入で標準にしています。
Q. AIが間違った案内をしませんか?
役割を用件特定に絞り、根拠のあることだけを案内します。判断に迷う入電は推測せず人に渡し、その率(正しく人に渡せた率)自体を品質指標として毎回測定します。
Q. 同時にどれくらいの通話を受けられますか?
1日1万コール規模(同時100〜150通話)を設計点としており、店舗数・入電量に応じて段階的に増強します。転送を挟む構成では転送元の回線数が上限になります。
Q. 通話データはどこに保存されますか?
貴社のクラウドアカウント内に置く構成(BYOC)に対応しています。通話音声・文字起こし・ログは貴社に帰属します。セキュリティチェックシートへの回答も可能です。
Q. 品質はどうやって確認できますか?
貴社の実際の問い合わせから作る評価セット(50〜200問)で、振り分け正答率・根拠つき回答率・正しく人に渡せた率を継続測定します。結果はいつでも閲覧でき、ゲート基準未達なら展開を止められます。
Q. カスタマーハラスメント対策には使えますか?
全通話の録音・自動記録に加え、暴言・脅迫的表現を検知して証跡として保存し、担当者・人事へ共有できます。2026年10月施行の対策義務化への備えとして、一次受けと独立に導入することも可能です。
会社概要

スカンク株式会社

会社名
スカンク株式会社
所在地
東京都目黒区目黒2-11-3
設立
2024年5月
代表取締役
佐藤 雄治
事業内容
AIX コンサルティング事業/AI アプリケーション開発・受託事業
サービスサイト
https://skunc-ai.com/